ArrowVisionの上手な使い方

 ArrowVisionで期待するシーケンス図を表示するにはいくつかのTipsがありますので、ここで紹介していきます。

等間隔モードのON/OFF

 ArrowVisionには「等間隔モード」という切り替えボタンがあります。初期表示時はOFF(押されていない状態)になっています。


 


 この状態でS2Javelinによるログを表示すると実際の動作時間が縦軸となるシーケンスが表示されます。


 


 しかし、このままだと呼び出し時間が短いものについては、矢印が重なって表示されてしまうため、呼び出しのシーケンスが見えません(DaoSQLの部分参照)。


 そこで「等間隔モード」の切り替えボタンを押下し、ON(押されている状態)にします。


 


 このようにすると縦軸が実際の動作時間ではなく、等間隔で表示されます。そのままの表示だと、最初は呼び出しが全て重なって見えるため、倍率を操作するスライダーバーを調節します。今回の例だと約30000倍にすると以下のように表示され、呼び出しが重ならずに表示することができます。


 

補足

 http://d.hatena.ne.jp/KenichiroMurata/20060330#p1で紹介しているs2buri-exampleのシーケンスは、見やすくするためにこの等間隔モードでの表示をしています。なので、Baoが非常にたくさんのSQLを発行し、呼び出し(処理時間)が長くなっているように見えますが、これは実際の動作時間による間隔ではありません。