要件定義とは?

要件定義とは、一言で表現すると「開発するシステムの設計を行う上での前提条件となる要件を定義する」ことです。具体的には4つの要件 - ken’s room 〜技術探求のメモ〜にて説明したRFPに記載された4つの要件から、機能要件と非機能要件を定義します。

RFPの4つの要件と要件定義の機能要件、非機能要件との対応は以下になります。

  • RFPの業務要件(+システム要件の一部)=機能要件
  • RFPのシステム要件+運用要件=非機能要件
  • RFPのプロジェクト要件=プロジェクト計画書)

つまり、RFPの業務要件から機能要件としてシステムに必要な機能とデータを定義し、RFPのシステム要件/運用要件からシステムに求められる前提条件を非機能要件として定義します。

ここで繰り返しになりますが、上記のようにRFPの4つの要件と要件定義の機能要件、非機能要件を対応付けていますが、経験則から言って、RFPの要件が明確に記載されていることはほとんどありません。そこで、この要件定義を行う中で、顧客へのヒアリングや既存システムの場合はその要件を調査することにより、要件定義を決めて行く必要があります。